オンリーワンのおひなさま
女の子のすこやかな成長と健康を願う、ひな祭り。ひな人形は、幼い女の子の人形を使ったおままごと「ひいな遊び」から生まれたと言われています。
ひな人形を飾る風習が広まった当初は、ひな人形を親から受け継いだり、姉妹で共有するのはよくないこととされ、女の子1人に1つひな人形を用意していたそうです。
でも、現代の住宅事情や生活スタイルによっては、飾るスペースがなかったり、そもそも片付けておく場所を確保するのが難しい場合が多いのではないのでしょうか。
ひいな工房 はなももでは、手のひらに収まるほどの小さなひな人形を制作しています。お人形だけでなく、お道具類もすべて手作り。同じものはふたつと出来ない、オンリーワンのおひなさまです。

ショップ名の由来
「ひいな」とは、もともと紙や布で作った小形の人形のことを指し、小さくて可愛らしいものを表す言葉だそうです。「はなもも」は、花を咲かせる桃、花桃から取りました。そのまんまです。ちなみに果物の桃は、実桃です。
手作りのきっかけ
もともと、もの作りが大好き。小学校の図画工作では、工作が圧倒的に得意でした(絵は壊滅的にヘタ)お菓子の箱と輪ゴムで楽器を作って演奏してみたり、段ボールでドールハウスを作ってみたり。
この小さなひな人形を最初に作ったのは私の祖母です。袋物の師範をしていた祖母が、余った端切れを使って趣味で作っていました。かれこれ20年以上作り続けた沢山のひな人形を自宅の茶の間に飾り、友人や教室の生徒さんたちに披露して楽しんでいたようです。
そんな祖母も高齢になり、自宅での保管が難しくなってきた頃、親戚から、祖母の地元で開催されるイベントでの展示を提案されました。はじめは渋っていた祖母でしたが、周りの勧めもあり、ひな人形たちを託すことに決めます。すると、祖母のひな人形がイベントのメインの一つとなり、想像以上の反響があったのです。これには祖母も大満足。これからも、より多くの方に見てほしいと思ったようです。

ただ、毎年のイベントに出し続けるには問題もありました。祖母は高齢で、新しいひな人形を作り続けることは、難しくなっています。中には20年以上前の古いものもあり、経年劣化は避けられません。メンテナンスできる人がおらず、このままではたくさんあったお人形の数が減ってしまう可能性も…
そこで、
「これ、私も作れるのでは?」と、軽い気持ちで後継者(?)に名乗りをあげました。さすがに見ただけでは作り方は分からなかったので、とりあえず作りかけのものを分解。祖母と一緒に袋物の教室をしていた方が、ひな人形の作り方も知っていたので、何度か教えていただいて、そこに私なりのアレンジが加わり、祖母のものとは違う雰囲気のお人形たちが次々出来上がりました。ああでもないこうでもないと、試行錯誤を繰り返し、少しずつ形を変えながら今に至ります。もちろん祖母の古いお人形たちのメンテナンス、修復もしています。
はなももの作品
親王飾り
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小さいながらも、上品で存在感のあるおひなさまです。限られたスペースにも飾りやすい、コンパクトな親王飾りに仕上げました。着物は主に、金襴、正絹、ちりめんを使用しており、それぞれ雰囲気の違ったおひなさまをお楽しみいただけます。また、着なくなった着物や帯地をリメイクして、世界で一つだけのおひなさまを制作可能です。
ちりめん細工

コロンと小さな、ひな人形、五月人形です。気軽に飾って楽しめるので、ぜひ、お子さんと一緒に楽しく飾って下さい。とっても小さいので、お好みで市販のアクリルケースなどに入れてもかわいいです。
兜飾り

水引で結んだ兜、金屏風、菖蒲、太刀をセットにしました。ひとつひとつは小ぶりですが、端午の節句にふさわしい、男の子のための兜飾りです。
つまみ細工
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もともとは、雛飾りのために始めたつまみ細工。今では、おひなさまのお道具としての小さなものから、七五三や成人式のための髪飾りまで、幅広く制作しています。
情報発信
「どんな風に作っているの?」「どんな道具を使っているの?」「生地はどこで買っているの?」
作品を見て、興味を持っていただけるのはとても嬉しいことです。このブログでは、制作過程や裏話などをお伝えしていきます。愛用の道具や、よく利用するお店もご紹介します。制作のあれこれ、試行錯誤中の迷走ぶりを楽しんでいただくのも、手作りの魅力だと思います。
